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2012年11月 7日

3652(伊坂幸太郎)


作家伊坂幸太郎は、どのように作家として歩んできたのか?デビューからの10年間を綴ったエッセイ集。

作品を読んだときと変わらない印象の姿が、ここにはあった。日々の生活の中で起こるできごと、執筆のこと、家族のこと、どれを読んでも楽しかった。伊坂さんは近寄りがたい特別な人ではなく、ごくごく身近な人なのだ。とても親しみがわいてくる。また、どの話を読んでも伊坂さんの温かな人柄が伝わってくる。「作家伊坂幸太郎」がますます好きになった。
また、エッセイの下にそのエッセイに対する注釈が書かれているが、注釈つきのエッセイは珍しいのではないだろうか。当時どういう心境や状況の中で書かれたものかが分かって、なかなか楽しい。ひとつひとつのエッセイに注釈をつける作業は大変だったことだろう。作者の心遣いがとてもうれしかった。伊坂ファンなら、ぜひ一度手に取ってみることをオススメする。新たな魅力発見の可能性大です♪

ゆこりん : 17:03 | 作者別・・いさかこうたろう