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2010年8月17日

棘の街(堂場瞬一)


北嶺という街で起きた誘拐事件。上條らの失敗により、被害者は殺害された。上條は北嶺に戻り、おのれ自身のプライドをかけ再捜査を開始する。ある日上條は暴行を受けていた少年を救出するが、その少年は記憶を失っていた・・・。誘拐事件の犯人は?また、記憶喪失の少年との関わりは?

誘拐事件の捜査の失敗が一人の少年を死に追いやった。「自分の手で犯人を!」その執念が上條を動かす。
設定に目新しさは感じられなかった。ただ、どう展開するのかには、多少興味が湧く。上條の性格は破天荒なところもあり、ちょっと受け入れづらい面があったが、記憶喪失の少年との関わりはなかなかよかった。驚きもしたし、今後の上條の行く末に余韻を残すものになった。まあまあ面白いと感じたが、ページ数が多く、読んでいて途中でしんどいと感じた時もあった。すっきりスリムにし、展開をスピーディーにした方がより面白く魅力的な作品になると思う。

ゆこりん : 16:12 | 作者別・・どうばしゅんいち