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2009年9月 3日

ドント・ストップ・ザ・ダンス(柴田よしき)


にこにこ園の園児浩太郎の父親が何者かに襲われ、意識不明に!失踪した母親の行方を追う慎一郎だが、さまざまな人のしがらみや事情が絡み合い、事態は思わぬ方向に・・・。果たしてその結末は?花咲慎一郎シリーズ5作目。

おなじみの人たちにまた会えた♪でも、山内練の登場シーンが少なく残念!!
園児の父親並木の襲撃事件と城島からきた依頼はつながっているのか?並木の妻が失踪した理由は?たくさんの謎が絡み合いもつれ合い、先が気になる展開になっている。前半はテンポがよくスムーズに読み進めることができたが、ラスト近くの展開は少々緩慢な感じで、読むペースが落ちてしまった。「こういう展開はありかな?」と、ちょっと疑問に感じるところもあったし、強引に話をまとめようとしている不自然さを感じるところもあった。表紙の帯に「シリーズ最高のどんでん返し!」とあったが、驚くほどのものではない。それよりも、女医の奈美に関わるできごとの方がよっぽど驚いた。全体的にはまあまあで、それなりに楽しめる作品だとは思う。

ゆこりん : 16:56 | コメント (2) | 作者別・・しばたよしき


コメント

こんばんわ♪

私もゆこりんさんと同じく
本題の事件の真相よりも
奈美に関する出来事が一番ビックリでした。
奈美のことは時の流れを感じる出来事ですよね。

本題の事件は、身勝手な大人たちだなー
という印象のみでした。

次回作は山内練にもっと登場してもらいたいですよね!

投稿者 かなめ : 2009年9月 5日 23:20

>かなめさん
(*^o^*)コ(*^_^*)ン(*^ー^*)ニ(*^ー^*)チ(*^O^*)ワーー!
事件の真相はそんなものか・・・ぐらいでした(^^;
後半はちょっとだれ気味な感じがしたのですが・・・。
奈美はもっと違う性格なのかと思ったのだけれど、
( ̄へ ̄|||) ウーム やっぱり女性でしたね♪(o^-^o)

投稿者 ゆこりん : 2009年9月 7日 17:05