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2009年8月26日

ころころろ(畠中恵)


「大変だ!若だんなの目が見えなくなった!!」
大事な大事な跡取り息子の一太郎の目が突然見えなくなり、長崎屋は大騒ぎ。手代の仁吉と佐助はその原因を探るべく行動を開始するのだが・・・。五つの話を収録。「しゃばけシリーズ」第8弾。

一番最初の話「はじめての」は、一太郎が12歳のときの話だ。「なぜそんな昔の話を今頃?」という謎は、読み進むうちに徐々に解き明かされていく。五つの物語は連作のようになっていて、ちゃんとつながっていくのだ。若だんなの目から光が奪われた原因は、思いもよらぬことだった・・・。
人間でも妖でも、思いのままにならないことはある。そして、神さえも自分の思い通りにはできないことがある。過ぎ去ってしまった時間、去って行った愛しい人。取り戻せないつらさや悲しさを味わうのは人間だけではない。不変なものなどこの世の中にはない。時は流れ、人は年を取っていく。出会いがあれば別れがある。だからこそ、今を大切に生きなければならないと思う。おかしさの中にもホロリとしたものを感じさせる作品だった。

ゆこりん : 16:45 | コメント (2) | 作者別・・はたけなかめぐみ


コメント

 こんにちは♪
 そういえば、8作目出てるんですよね。
 図書館で予約しなくちゃ(*^_^*)
 でも、このシリーズも続いてますね。でも、前作、内容ちょっと忘れてます(^_^;)あ

投稿者 翔ママ : 2009年9月 1日 13:30

>翔ママさん
(^コ^)(^ン^)(^ニ^)(^チ^)(^ワ^)
はい♪8作目出ました~(^○^)
毎回楽しんで読んでいます(o^-^o)
私も前作の内容はほとんど忘れています(^^;
忘れていても支障がないのがいいです(*^^)

投稿者 ゆこりん : 2009年9月 1日 15:42