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2008年4月17日

クドリャフカの順番(米澤穂信)


神山高校文化祭がついに始まった!だが、古典部には大問題が・・・。大量に作成してしまった文集「氷菓」を売りさばくには、いったいどうすればいいのか?その一方、ひそやかに事件が発生していた。連続盗難事件に隠された秘密とは?古典部シリーズ第3弾。

いくつかの小さな流れが集まって、やがて大奔流となる。そんな作品の構成はお見事!読み手は知らず知らずのうちに、この作品から目を離せなくなる。連続盗難事件の真相はいかに?その謎解きもさることながら、古典部の面々一人一人の描写は、読んでいてかなり面白かった。前2作では知らなかった、意外な特技も!こんな一面もあったのかと驚きの発見を楽しんだ。「わらしべ長者」的な話も面白かった。最後は古典部自体を巻き込んでの大騒動。事件は解決するのか?「氷菓」は売れるのか?その二つに絡むのはやはりホータロー♪彼の取った行動も、読み手を充分に楽しませてくれた。

ゆこりん : 16:14 | コメント (2) | 作者別・・よねざわほのぶ


コメント

こんばんわ。
この作品は、1,2弾を見ずに読んでしまったんですよね~
失敗しました。
もう読み終えたので、もう1度読もうかなと思っています。
「わらしべ長者」話は面白かったですよね。
米澤さんの作品を初めて読んだのもこの作品でした。
も~う、はまりましたよ^^

投稿者 苗坊 : 2008年4月17日 21:50

>苗坊さん
こんにちは~♪
苗坊さんのこの作品のレビューを見て、
「面白そう♪」と思ったのが、この作品を
読むきっかけでした。
シリーズ3作目だということも、苗坊さんに
教えていただいたようなものです。
今回、出ている4作品全てを読みました。
一気読みでした。
次出ないかしら?((o(^∇^)o))わくわく

投稿者 ゆこりん : 2008年4月18日 15:13