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2007年11月 5日
そして扉が閉ざされた(岡嶋二人)

三田咲子は事故死なのかそれとも殺されたのか?彼女と関わりを持つ4人の男女が、咲子の母雅代によって地下のシェルターに閉じ込められた。真相が明らかにならなければ扉は開かないのか?4人は必死になって咲子の死の真相を探ろうとする。
地下シェルターという究極の密室の中で、咲子の死の真相を探る4人。咲子は殺されたのか?もしそうだとしたら、犯人はこの4人の中の誰か!?限られた空間の中での真相探しという設定がとても面白い。4人が4人とも「犯人はいったい誰なんだ?」と思っている。だから読み手は、本当に4人の中に咲子を殺した犯人がいるのだろうか?と疑問になる。4人の行動、会話、過去の追想などに、作者は真実の伏線を張り巡らせているが、真実が明らかになったときにその伏線の巧みな描写が光を放つ。ラストも衝撃的で、驚かされた。読み応え充分のミステリーだった。
ゆこりん : 17:06 | 作者別・・おかじまふたり