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2007年8月27日

くちぶえ番長(重松清)


マコトは、髪の毛をちょんまげのようにしていた女の子だった。口笛がうまくて、転校してきたときに「私の夢は番長になることです。」と言ってみんなを驚かせていた・・・。マコトとツヨシの小学4年生の1年間を、あざやかに描いた作品。

思い出した。自分が小学4年生だった頃のことを。私も同じように転校の経験がある。ちょっぴり背伸びをしてみたい年頃。自分のことは自分でと考え始める年頃。だれにでも似たような経験があると思う。読んだ人なら間違いなく懐かしさを感じる作品だ。甘酸っぱいような、ほろ苦いような思い出・・・。心をくすぐられる。マコトはどんな女性になっているのだろう?相変わらず口笛を吹いているのだろうか?私もあの頃の友達に、たまらなく会いたくなってきた。

ゆこりん : 17:25 | コメント (4) | トラックバック (1) | 作者別・・しげまつきよし

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雑誌『小学四年生』の連載に、書き下ろしを加えたもの。 ジャンルとしては児童書でしょうか。 けれども、大人が読んでも心温まり、そしてほろりとする物語です。 ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年11月28日 13:59


コメント

こんにちは。

こちらを拝見して、読んでみました。
ほんわかとして、ちょっぴりなけて。
とても素敵な本でした。
ありがとうございます。

ちょうど『虹色ほたる』と続けて読んだので、
世界観が繋がっていました。

投稿者 KOROPPY : 2007年11月28日 14:05

>KOROPPYさん
こんにちは~♪
コメントとTB、ありがとうございました。

・・・こちらを拝見して、読んでみました。・・・

このひと言、とてもうれしいです。私のつたない感想が
お役に立ってよかったです(*^▽^*)
心がほのぼのとする作品ですよね。マコトのその後が
気になりますが(^^;
「虹色ほたる」、読んでみます(o^∇^o)

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年11月29日 16:19

こんにちは^^
素敵な作品でしたよね~。
私も小学生の時をちょっと、思い出しました^^
でも、こんなに強い子はいなかったかな。
マコトは強い子ですね。
自分に厳しいんだろうなと思います。

投稿者 苗坊 : 2007年12月 2日 13:49

>苗坊さん
こんにちは。
確かにマコトは強いです。
私も小学生の頃何度か転校して、転校先で
苦労したことがあります。でも、誰にも弱みを
見せたくなくて・・・。マコトの気持ち、少しだけ
分かるような気がしました。

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年12月 2日 14:59