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2007年5月26日

陰日向に咲く(劇団ひとり)


忙しい毎日の生活。その意義を見失った男はホームレスになった。ある男との出会いは、そんな男の人生を再び変えることになるのだが。「道草」を含む5編を収録した連作短編集。

普通の人たちとはちょっと違う。人生という道からほんの少しはみ出してしまったような人たちの生きざまを切々と描いている。本人たちは必死に生きているのだが、ほかの人から見れば愚かしいと思うようなこともある。その両者の狭間に流れる悲哀さは、読み手に何とも言えない思いを感じさせる。かなり評判がいい作品ということで期待して読んでみたが、面白いのか面白くないのかよく分からないままに読み終えてしまった。作者がただ思いつくままにサラサラと書いたような印象で、内容に奥行きや深みが感じられないのが残念だった。

ゆこりん : 22:20 | コメント (2) | 作者別・・け


コメント

こんばんわ^^
私は、劇団ひとりがこのような小説を書けるんだって言う事にまず驚きましたね。
失礼ですが。
映画化も決定しましたし、そちらを楽しみにしようと思います^^
岡田君が主役なので、きっと見るんだろうな~と思います^^;

投稿者 苗坊 : 2007年5月26日 23:25

>苗坊さん
(*゜ー゜)vオハヨ♪
私も小説を書けるということに驚きました。
期待しすぎたかな~(^^;
予約してから何ヶ月も待ったんです。
その間に期待がどんどん膨らんで・・・。
プロの小説家ではないのであまり厳しいことは
書かないほうがよかったのかしら?(^^;

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年5月27日 10:06