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2007年5月18日

まんまこと(畠中恵)


江戸神田の町名主の跡取り息子の麻之助は、毎日お気楽な生活を送っていた。日常起こるもめごとを調停しなくてはならない立場なのだが、はたしてうまく解決できるのか?

はたから見れば些細なことかもしれないが、当人たちには大問題。中にはそんなもめごともあるけれど、持ち込まれるさまざまな問題を、麻之助は杓子定規ではない人情味あふれる調停で解決していく。読んでいて心がほのぼの温まる。内容的にはまあまあ面白いと思った。悪友の清十郎や吉五郎、そのほかの人物たちの個性も豊かに描かれてはいる。けれど、もう少し個性にインパクトがあってもよかったのではないだろうか。少々物足りなさも感じた。「しゃばけシリーズ」の印象があまりにも強いせいでそう感じるのかもしれないが・・・。

ゆこりん : 18:12 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・はたけなかめぐみ

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まんまこと 女好きの悪友が念者のふりをしろと言いだした!? 嫁入り前の娘にできた子供の父親は一体誰なのか。 玄関で揉めごとの裁定をする町名主の息子と... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年9月 1日 13:54


コメント

こんにちは。TBさせていただきました。
妖たちが出てこないので、多少は寂しさも感じましたが、人情味あふれる時代風景はすきです。
この作品もシリーズ化するんですかね。
気になります。

投稿者 苗坊 : 2007年9月 1日 14:04

>苗坊さん
コメントとTBありがとうございました。
どうしても「しゃばけ」と比較してしまいます(^^;
比較するとやはり物足りなく感じますね。
妖が出ると出ないでは大違い(笑)
この作品、シリーズ化していくのでは?
そんな感じがしますが。

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年9月 3日 15:47