« ららら科學の子(矢作俊彦) | メイン | 鋏の記憶(今邑彩) »
2007年4月 5日
螺鈿迷宮(海堂尊)
桜宮病院に不穏な動き?東城大学医学部の学生である天馬は、幼なじみの葉子から桜宮病院への潜入を依頼される。終末期医療に力を入れているその病院では、あまりにも人が死にすぎていた・・・。
おなじみ「チーム・バチスタの栄光」シリーズ3作目だが、シリーズが進むにつれてその魅力が薄れていくような気がする。おなじみの田口が登場しないのは物足りなかった。内容もちょっと漫画的すぎないだろうか?天馬の過去の因縁話も、あまり驚きも感動もなかった。白鳥の登場の仕方もいまいち。それに、あれほど正体を知りたかった氷姫だが、正体が分かれば「な~~んだ」という感じ。もっとすごい存在の女性を想像していたのだが。ただ、人はいかに生きるべきか?いかに死ぬべきか?という切実な問題については、胸にずしんと来るものがあった。ラストは完璧に「次回作へ続く」だったので、期待しながら待っていたい♪
ゆこりん : 14:54 | 作者別・・かいどうたける