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2007年3月15日

ナイチンゲールの沈黙(海堂尊)


網膜芽腫という眼球に発生するガンの一種のため、眼球摘出をしなければならない牧村瑞人。だが彼は決して手術を承諾しようとはしなかった。彼を含む数人の子供たちは、心のケアのために不定愁訴外来の田口の診察を受ける。そんな折、牧村瑞人の父親が何者かに殺されるという事件が起こる・・・。「チーム・バチスタの栄光」でおなじみの田口、白鳥コンビ、再び登場!

田口のキャラは相変わらず健在。いや、一段と磨きがかかったかもしれない。病院内外で起こる問題はどれも深刻であるはずなのに、田口と白鳥のキャラがその深刻ささえも吹き飛ばしてしまう。この辺はちょっとドタバタすぎるのではないかと気になった。また、作品の中にいろいろなものが詰め込まれ過ぎていて、どれに焦点をあわせて読むべきか迷ってしまった。枝葉ばかりが目について、肝心の幹が見えない。加納警視正、猫田師長など田口、白鳥のほかにも個性的なキャラの持ち主が多数登場して作品を盛り上げているので、それなりには楽しめる作品だったが・・・。

ゆこりん : 17:00 | 作者別・・かいどうたける