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2007年2月 2日
最愛(真保裕一)
小児科医の押村悟郎に、警察から電話が・・・。18年間会っていなかった姉が救急病院に搬送された。しかも、大変危険な状態らしい。姉は前日に婚姻届を出していたが、相手の男は行方不明だった。はたして姉に何があったのか?
幼い頃両親と死に別れ、姉弟でつらい思いをしてきた。そんな過去を織り交ぜながら話は展開する。姉はいったいどんな生活をしていたのか?姉はいったい何をしたのか?そこに隠された真実は?それが知りたくて一気に読んだが、真相が分かってもそれほどの感動はなかった。姉のエピソードも語られていたが、ちょっと大げさで、わざとらしく感じた。姉弟の関係は、「そう来たか!」といった感じだが、「そうしなきゃダメなの?」と思ってしまう。作者はこの作品になぜ「最愛」というタイトルをつけたのか?その意味がよく理解できない。恋愛小説?ミステリー?どっちつかずの中途半端なものになってしまったのでは?
ゆこりん : 19:02 | コメント (6) | トラックバック (2) | 作者別・・しんぽゆういち
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» 最愛<真保裕一>−(本:2007年60冊目)− from デコ親父はいつも減量中
最愛
出版社: 新潮社 (2007/1/19)
ISBN-10: 410303551X
評価:65点
18年間音信不通だった姉が、意識不明... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年6月20日 00:04
» 最愛 from 隣り近所のココロ・読書編
最愛
真保 裕一
JUGEMテーマ:ミステリ
●最愛/真保裕一
●新潮社
●1575円
●評価 ☆☆
何年も音信不通だった姉が、意識不明... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年11月27日 09:07
コメント
こんにちは。ゆこりんさん。
誰にも共感も感情移入もできずに読み終えてしまいました。
本の装丁といい、タイトルといい随分と期待して読んだのに残念です。
TBを昨日から送らせていただいているのですが、「トラックバックの送信頻度が高すぎます」というエラーメッセージが出てうまくいきません。
しばらくしてからまた、送らせていただきます。
投稿者 ゆう : 2007年4月 7日 19:03
>ゆうさん
こんばんは~。
うまくTBを受け入れない時があるみたいです。
スパムがひどくていろいろプラグインを使って
いるのですが、そのせいかも・・・。
はずすと恐ろしいことになるんです。
迷惑をおかけしてすみません。
この作品、私もかなり期待していたんです。
残念でした(××)
投稿者 ゆこりん : 2007年4月 7日 21:55
期待して読みはじめました.最初の展開はさすが真保作品と思っていたのですが,読みすすむにつれて,ボルテージが下がっていき,最後のオチは戴けません.
人工呼吸器につながれた患者に対して,筋弛緩剤を打っても何も起こらない,ということを認識しておられないのでしょうか.
医療物における調査不足が目だつのですが,それを代表するような所見です.
投稿者 black jack : 2007年4月11日 17:09
>black jackさん
>人工呼吸器につながれた患者に対して,
>筋弛緩剤を打っても何も起こらない・・・
これは知りませんでした(^^;
でも、作品に描く以上はそういうこともきちんと
調べるべきですよね。この作品はいろいろな面で
期待はずれでした。
「真夜中の神話」もそうでした。
すごく好きな作品もあるんですけど・・・。
投稿者 ゆこりん : 2007年4月11日 17:57
TB送らせていただきました。
主人公と恋人の間に親密な空気が感じられないのは、
やはり姉との関係があるが故のことだったのでしょうか?
読者も想像しないようなB級な真実が待っていて閉口(-_-;)
この赤い装丁、読後はなんだか気分悪いですね~。
投稿者 ともみ : 2007年11月27日 09:19
>ともみさん
コメントとTBありがとうございました。
私も姉とのことがあるせいだと思いました。
ホントB級です。こういうラストだったとは・・・。
期待はずれもいいとこでした(--)
投稿者 ゆこりん : 2007年11月27日 16:44