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2007年1月11日

5000年前の男(コンラート・シュピンドラー)


1991年9月、解けた氷河の中から驚くべきものが現れた。5000年前の男性のミイラだった。長い時を経て、彼はいったい我々に何を語りかけるのか?発見から調査までを詳しくリポートした作品。

アイスマンと呼ばれる、発見されたミイラから分かることは数知れない。彼はどのように生活していたのか?どんな道具を使っていたのか?どんな服装をしていたのか?持ち物からも、当時の環境が明らかになってきた。普通の生活の果ての死。それは死んだ後にミイラにされたものが発見されるのとは全く違う様子を示している。読めば読むほど興味深い。この本が出版されてからけっこう年月がたっている。まだまだ多くの発見があったに違いない。この本のその後もぜひ調べたいと思っている。

ゆこりん : 15:03 | 作者別・・こ他