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2006年12月25日

チーム・バチスタの栄光(海堂尊)


東城大学医学部付属病院は、アメリカから心臓移植の権威桐生恭一を迎え、バチスタ手術のチームを結成する。チーム・バチスタは高成功率を誇ったが、突然3例続けて術中死が起きる。その術中死に疑問を抱いた病院長高階は、不定愁訴外来の田口公平に内部調査を依頼するが・・・。

術中死の影に隠された真相は何か?この深刻な問題に立ち向かうのは田口公平。問題の深刻さと、田口のキャラにはかなりの開きがある。それがこの作品の魅力となっている。このキャラは、奥田英朗さんの作品「イン・ザ・プール」などに登場する伊良部医師を思い出させる。手術室という限られた空間の中での患者の死は、事故死か他殺か?その息詰まる緊迫感は、さすがに現役の医師であるという作者にしか書けないのではないだろうか。真実が絞り込まれていくさまは読み手をひきつけて離さない。そこでまた、田口に負けず劣らずのキャラを持つ、厚生労働省の白鳥が登場。彼もかなりの変人だが、その推理力はお見事。最後の最後まで楽しめる作品だった。

ゆこりん : 22:52 | コメント (2) | 作者別・・かいどうたける


コメント

こんにちは。Rutileと申します。
こちらの記事にTBさせていただきました。

この作品には私もすっかり魅せられてしまいました。
個性的なキャラクターと息を飲む展開が、
ページをめくる手を止めさせてくれないんですよね。

次々と新作を書いておられるようなので、
今後の作品にもつい期待してしまいますね。

また寄らせていただきます。

投稿者 Rutile : 2006年12月26日 16:30

>Rutileさん
初めまして。コメントをありがとうございます。
TB、申し訳ないのですが反映されていないみたいです。
この作品のキャラはユニークで面白かったです。
一気読みでした(*^▽^*)
次のシリーズもぜひ読んでみたいです。
予約者がいっぱいでいつ借りれることやら(^^;

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2006年12月28日 13:27