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2006年4月11日
TUGUMI(吉本ばなな)
生まれたときから体が弱く、長くは生きられないと言われていたつぐみ。彼女と彼女を取り巻く人たちの、心温まる物語。
ぶっきらぼうな態度やわがままな態度が、つぐみの「死」に対する精一杯の抵抗だったのか?つぐみはとにかく自分の好き勝手に振舞っている。だが、つぐみを見守る人たちのまなざしはやさしく温かい。それは、彼らがつぐみの本質を分かっているからではないだろうか。どんな態度を取ろうとも、どんな言葉遣いをしようとも、つぐみはやっぱりとてもすてきな人間なのだ。犬の権五郎の一件では、彼女の凄まじい怒りを見た。それはまるで、自分の命までも焼き尽くすようにさえ思えたが、そこにはつぐみの真のやさしさがあった。作者のきらめくような感性で描かれたこの作品のひとつひとつの言葉が、泣きたくなるほどの切なさで胸にしみてくる。はたしてつぐみの未来は?幸せであることを願いながら本を閉じた。
ゆこりん : 16:13 | コメント (6) | トラックバック (2) | 作者別・・よしもとばなな
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図書館本が途切れたので娘用に積んでいたTUGUMIを読んでみた。先日のキッチン同様…な〜んかイイんですよ♪なにを今更とお思いでしょうが…この年になってばな... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年4月11日 18:06
» TUGUMI 吉本ばなな from 苗坊の読書日記
TUGUMI(つぐみ)
身体が弱いため、超わがままで意地悪く育ってしまったつぐみ。
そんなつぐみに翻弄されながらも、つぐみの本当の気持ちを理解しようと... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年4月12日 20:27
コメント
こんばんわ。
この作品は、吉本ばななさん初読作品です。
しかも去年^^;
良かったですね~
つぐみが腹が立つんですけど、何となく憎めないのが分かります。
ばななさんの本をもっと早く読んでおけばよかったって思いました。
投稿者 苗坊 : 2006年4月12日 20:28
>苗坊さん
この本、本当によかったですね。
私の初読みは「なんくるない」だったのだけれど、
この本もよかったです。
私も何となくこの作家さんの本をずっと敬遠していました。
もっと早く読めばよかったわ~と思いました(*^▽^*)
投稿者 ゆこりん : 2006年4月13日 15:53
ゆこりんさん…TBしまーす。
私も昨年ばななデビューしたんです。
キッチンもよかったけどTUGUMIが断然好きです。
アムリタを積んでるんですが…オススメはありますか?
投稿者 ユミ : 2006年4月17日 22:40
>ユミさん
コメントがすぐに反映されなくてごめんなさい。
スパムがひどくて厳しくしたら、迷惑フォルダに
行ってしまうコメントやTBが出てきて・・・。
気づくたびに承認しているんですけど(^^;
さてさて、TUGUMIよかったです~。
ばななさんの作品は好感が持てます。
私の好きなのは「なんくるない」かな~。
この作品も心が温まります(*^▽^*)
投稿者 ゆこりん : 2006年4月18日 16:38
はじめまして(*ゝω・*)ノ
高校2年の楓といいます!!!
今回、学校の宿題で読書感想文でこの作品を読もうと思ったんですけど、検索したらこのHPがでてきてとても参考になりました!!
ぁりがとございました(ノ∀`♥)
投稿者 楓 : 2006年8月20日 19:44
>楓さん
初めまして。返事が遅くなり申し訳ありません。
読書感想文はうまく書けましたか?
参考になったとのこと、とてもうれしいです♪
投稿者 ゆこりん : 2006年8月28日 18:47