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2005年9月 2日

てるてるあした(加納朋子)


両親の借金のせいで高校進学を断念。夜逃げする両親の元を離れ一人佐々良の街にやってきた照代。心を閉ざす彼女に差出人不明のメールが届く。そして女の子の幽霊も現れて・・・。

高校進学をあきらめて、両親とも離れ、見ず知らずの街で今まで会ったこともなかった人の世話になる。15歳の女の子にとってはつらい現実だろう。照代はその不幸な境遇をすべて人のせいにして、自分の殻に閉じこもっていた。そんな彼女の心を開いていったのは、サヤを初め佐々良の人たちだった。差出人不明のメール、女の子の幽霊。その二つの事に隠された真実を知ったとき、照代の心に変化が生まれる。冷たいと思っていた照代を預かった久代の本当の気持ちも見えてきた。人と人との心の触れ合う瞬間はとても感動的だ。ラストはちょっとほろ苦い。読んでいると、心が癒されていくような作品だった。

ゆこりん : 15:25 | コメント (6) | トラックバック (3) | 作者別・・かのうともこ

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トラックバック時刻: 2005年9月 5日 11:06


コメント

絵もいいですよね、雰囲気にぴったり。裏表紙もまたまた泣かせます…。

投稿者 chiekoa : 2005年9月 2日 19:01

ラストには泣かされました。
表紙の絵もホント、ステキですね♪

投稿者 ゆこリん : 2005年9月 2日 19:25

こんにちは。
私も読みました~ミステリ色はほとんどなくて、照代の成長物語でしたね。
ラストは胸がジーンとしてしまいました。

投稿者 EKKO : 2005年9月 4日 17:44

EKKOさん、こんばんは♪
やはりラストはちょっと切ないですよね。
心が優しくなれる本だと思いました。

投稿者 ゆこリん : 2005年9月 4日 19:59

ゆこりんさん、こんにちは~。
ほんと、ちょっぴりほろ苦いけど癒されるような物語でしたね。
TBさせていただきました(^^)。

投稿者 四季 : 2005年9月 5日 11:11

四季さん、こんにちは♪
ラストは「えっ!」でしたね。
作品全体が優しい感じでした。
読後も温かなものが残る感じだったし♪
私もTBさせてくださいね~。

投稿者 ゆこリん : 2005年9月 5日 16:21