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2005年8月13日

さよならバースディ(荻原浩)


彼女には死ななければならない訳があったのか?彼女の死の真相を知るのは、人と会話の出来るサルのバースディだけ。真はバースディから真実を聞き出そうとするが・・・。

実験用の動物だが、真はバースディをそうは扱わなかった。人とサルとの不思議な交流。その信頼関係はほほえましい。一人の女性の死は、真を初め多くの関係者に衝撃を与えた。真実はバースディだけが知っている。バースディは何を語ってくれるのか?しだいに明らかになる真実。真の知らなかった事実が次々に出てくる。そしてバースディの未来は?読みやすく一気に読んだが、後半の展開がやや不満だった。それが彼女の死の真相だとはちょっと納得できない。ラストも感動的なはずなのだけれど、あまり感動できなかった。ちょっと作りすぎているような感じがした。

ゆこりん : 11:48 | コメント (2) | トラックバック (4) | 作者別・・おぎわらひろし

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 荻原浩『さよならバースディ』の感想をこちらに。前作『明日の記憶』があまりにも好きだったのでちょっと期待しすぎたかしら…。  昨日録画していたドラマ「ドラ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年9月16日 14:07

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トラックバック時刻: 2005年9月25日 20:31

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トラックバック時刻: 2005年12月27日 14:47


コメント

ゆこりんさん、こんにちは♪
ほぼ同感ですね!
ゆこりんさんの感想を読んで
すっきりしました(笑)
でも、おぎりんには他に素晴らしい作品が
あるのでね♪
これからも、応援していきますよ~~^^

投稿者 short : 2005年8月13日 13:18

shortさんの伏字になっている感想、私と同じ意見で
うれしかったです。「そうそう!!そうなのよ!」と
納得しながら拝見しました。
次は「誘拐ラプソディー」を読もうと思っています♪

投稿者 ゆこリん : 2005年8月13日 15:44