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2005年8月13日
さよならバースディ(荻原浩)
彼女には死ななければならない訳があったのか?彼女の死の真相を知るのは、人と会話の出来るサルのバースディだけ。真はバースディから真実を聞き出そうとするが・・・。
実験用の動物だが、真はバースディをそうは扱わなかった。人とサルとの不思議な交流。その信頼関係はほほえましい。一人の女性の死は、真を初め多くの関係者に衝撃を与えた。真実はバースディだけが知っている。バースディは何を語ってくれるのか?しだいに明らかになる真実。真の知らなかった事実が次々に出てくる。そしてバースディの未来は?読みやすく一気に読んだが、後半の展開がやや不満だった。それが彼女の死の真相だとはちょっと納得できない。ラストも感動的なはずなのだけれど、あまり感動できなかった。ちょっと作りすぎているような感じがした。
ゆこりん : 11:48 | コメント (2) | トラックバック (4) | 作者別・・おぎわらひろし
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荻原浩『さよならバースディ』の感想をこちらに。前作『明日の記憶』があまりにも好きだったのでちょっと期待しすぎたかしら…。
昨日録画していたドラマ「ドラ... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年9月16日 14:07
» ◎「さよならバースディ」 荻原浩 集英社 1680円 2005/7 from 「本のことども」by聖月
評者は結婚と同時に、嫁さんの実家の隣に住み、今も住んでるし(自分は東京単身赴任中だが)、これからも住む(いずれ帰る)。で、娘たちが生まれたときも、それ以外の観... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年9月25日 20:30
» 荻原浩のことども from 「本のことども」by聖月
◎◎ 『なかよし小鳩組』
◎ 『ハードボイルド・エッグ』 既読書評なしm(__)m
○ 『噂』
▲ 『誘拐ラプソディー』 既読書評なしm(_... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年9月25日 20:31
» 『さよならバースディ』 荻原 浩 新潮社 from みかんのReading Diary♪
さよならバースディ
1年前に東京霊長類研究センター内で自殺した教授の後を引き継ぎ、ボノボ(ピグミーチンパンジー)のバースディで言語習得実験を行う... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年12月27日 14:47
コメント
ゆこりんさん、こんにちは♪
ほぼ同感ですね!
ゆこりんさんの感想を読んで
すっきりしました(笑)
でも、おぎりんには他に素晴らしい作品が
あるのでね♪
これからも、応援していきますよ~~^^
投稿者 short : 2005年8月13日 13:18
shortさんの伏字になっている感想、私と同じ意見で
うれしかったです。「そうそう!!そうなのよ!」と
納得しながら拝見しました。
次は「誘拐ラプソディー」を読もうと思っています♪
投稿者 ゆこリん : 2005年8月13日 15:44