« 交渉人(五十嵐貴久) | メイン | 灰色の北壁(真保裕一) »
2005年7月 8日
一千一秒の日々(島本理生)
いつから決めていたことだったのだろう。大好きだった恋人との別れ。彼と過ごした4年の日々に、真琴は別れを告げた・・・。さまざまな愛の形を連作で描いた作品。7つの短編を収録。
さまざまな出会いがあり、さまざまな恋愛があり、さまざまな別れがある。7つの物語の中には、不器用だけれど一生懸命に生きている人たちがいた。読んでいてもどかしく思う部分もあったけれど、彼らが着実に自分の道を歩んでいる姿はとても印象的だった。だが作品自体に個性が感じられない。どの作品も、描写がとても似ていると思う。同じ作者の別の作品を読んだ時に感じたものと、同じものしか感じることが出来なかった。読んでいて、そこのところが不満だった。
ゆこりん : 16:26 | コメント (2) | トラックバック (8) | 作者別・・しまもとりお
このリストは、次のエントリーを参照しています: 一千一秒の日々(島本理生):
» 「一千一秒の日々」島本理生(マガジンハウス) from ゆめとうつつ読書感想Blog
一千一秒の日々島本 理生マガジンハウス 2005-06-16売り上げランキング : 7,630おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools
... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年7月10日 05:39
» 一千一秒の日々 from 雑食レビュー
一千一秒の日々島本 理生 / マガジンハウス(2005/06/16)Amazonランキング:4,116位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見る
... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年7月10日 21:49
» 【小説】 一千一秒の日々/島本理生 from 大阪生活、ときどき本。
一千一秒の日々posted with amazlet at 05.07.26島本 理生 マガジンハウス (2005/06/16)Amazon.co.jp で詳細... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年7月26日 20:44
» 一千一秒の日々 / 島本理生 from 書庫 ~30代、女の本棚~
時々読んでいた「ウフ」での連載などをまとめた短編連作小説集。
若い男女を著者らしい視点で描くほろ苦い恋の物語が綴られている。
『夏めく日』は女子高生の佐... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年8月25日 09:14
» 一千一秒の日々 from 本読み日記
一千一秒の日々島本 理生 マガジンハウス 2005-06-16売り上げランキング : 18,495Amazonで詳しく見る by G-Tools
またしても... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年8月30日 23:17
» 一千一秒の日々(島本理生) from 木陰のベンチ
一千一秒の日々
島本 理生
よかった。
こういう話。大好き。
「ナラタージュ」は言葉言葉が好きで、話の内容はいまいちだったけど、こっちは... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年10月 7日 23:10
» 「一千一秒の日々」島本理生 from 図書館で本を借りよう!〜小説・物語〜
「一千一秒の日々」島本理生(2005)☆☆☆☆★
※[913]、国内、小説、現代、短編集、若者、恋愛
この人にはセックスを書いて欲しくないな。本書第一話... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年10月12日 21:15
» 「一千一秒の日々」島本理生 from AOCHAN-Blog
タイトル:一千一秒の日々
著者 :島本理生
出版社 :マガジンハウス
読書期間:2006/04/26 - 2006/04/28
お勧め度:★★★... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年5月23日 11:11
コメント
こんばんは。TBさせていただきました。
うまいと思うんですけどね。おっしゃるとおり、この短編集はどこか物足りないというのはあります。
シチュエーションが変わっても、著者の言いたいことにはそれほど変わらないから、なんでしょうか。あるいは、短編向きではないのかも…。
投稿者 おおき : 2005年7月10日 21:54
おおきさん、こんにちは。
この作品が、島本さんを読む初めての作品なら評価が
変わったかもしれません。でも、いままでに何作か
読んでいたので、どれも同じだと感じてしまいました。
作品に個性がないんです。読んでいて「また同じような
描写だ・・。」と感じたところが何箇所もありました。
そこがとても気になりました。
投稿者 ゆこリん : 2005年7月11日 10:43