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2005年6月27日

しあわせのねだん(角田光代)


物には必ず値段がある。だが、値段をつけられない大切なものもたくさんある。日常生活の中で、物の値段との関わりをコミカルに描いたエッセイ。

一人の女性としての角田光代さんがいる。彼女は普段どんな生活をしているのか?どんなときにどんなふうにお金を使うのか?またそのときにどんなことを思うのか?読んでいて興味深い面もあった。また、彼女の金銭感覚に驚かされもした。だが、そこに書かれていることには、あまり共感できなかった。ただ淡々と読み進めていったという感じだけの作品だった。もう少し読み手に伝わってくる手ごたえのようなものがほしいと思うのだが・・・。

ゆこりん : 14:33 | 作者別・・かくたみつよ