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2005年6月28日

十四番目の月(海月ルイ)


2歳の女の子が誘拐された!犯人は巧妙に警察の網の目をくぐり抜け、身代金を手にした。身代金受け渡しの場所に指定されていたホテルで演奏していたピアニストの奈津子は、独自に事件を調べてみようとする。この誘拐事件には、隠された理由があった・・・。

誘拐で一番難しいのは、身代金の受け渡しだという。犯人はこの受け渡しをあざやかに成し遂げてしまう。後手後手に回る警察の捜査。裕福な家の子供でもない。身代金にしては少なすぎる2千万円という額。犯人の真の目的は一体何だったのか?さまざまな謎があり、読み手を作品の中に引き込んでいく。だが、途中の描写は少々退屈だった。もっとすっきりした描写ならよかったと思う。ラストは逆にもう少していねいに描いた方がよかったと思う。読みながら残りのページ数を確認したとき、「えっ!この残りのページ数で大丈夫?」と思ったほどだった。あまりにもあっけなかった。

ゆこりん : 15:54 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・う他

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買い物の途中、幼い女児が何者かに誘拐され身代金を要求された。 その事件の裏には、秘められた過去が隠されていた。 緊迫感を漂わせ話は進む。 事件と平行して、... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年6月29日 08:39


コメント

おはようございます♪ゆこりんさん。
TBさせていただきました。

ゆこりんさんの感想、大笑いさせていただきました(^◇^)ノ彡。
本当そんな感じでしたよね・・・
しかも、刑事の個性の薄いこと(笑)
こんなに刑事の影が薄いミステリーはかつて読んだことがないような・・(笑)

投稿者 ゆう : 2005年6月29日 08:42

(*^m^*) ムフッ
ゆうさん、こんにちは~。
私の気持ち分かってくれます?前半の盛り上がりに比べ、
後半は・・・。ちょっとね(^^;
刑事の個性、そういえば薄かったですね~。
結局この話の本題はどこにあるのかな?
それさえもあいまいなような気がします。

投稿者 ゆこリん : 2005年6月29日 16:44