') ?> のほ本♪: ねこのばば(畠中恵)

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2005年6月16日

ねこのばば(畠中恵)


江戸の大店の若だんな一太郎が出くわした三つの事件。お気に入りの「桃色の雲」がなくなった。猫又が広徳寺に捕まった。その広徳寺で一人の坊主さんが死んだ。これらはどこでどうつながるのか?表題作を含む5つの作品を収録。

おなじみの、一太郎と妖たちがくりひろげる愉快な話。いつものように、一太郎は体が弱く、妖たちは一太郎を心配しすぎ、一太郎の両親は一太郎に甘く、そして友人の栄吉は菓子作りが下手だ。そんないつもの登場人物に出会え、なぜかほっとする。江戸で起こる数々の不思議な出来事。その背後の隠された真実に触れるとき、ちょっと切ない感じもした。謎解きと人情が見事に溶け込んで、読後もさわやか♪また新たなシリーズを楽しみに待つことにしよう。

ゆこりん : 15:44 | コメント (2) | トラックバック (2) | 作者別・・はたけなかめぐみ

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コメント

私は「産土」でだまされかけました。
栄吉さんのお菓子作り、上達してほしいですね。
続編はあるのでしょうか? 出るといいなぁ。

投稿者 小葉 : 2005年6月16日 22:22

小葉さん、こんにちは~♪
いや~、びっくりしました。「産土」には・・・。
作者に見事にだまされました(^^;
これからもずっと続いてほしいですね、このシリーズ。

投稿者 ゆこリん : 2005年6月17日 16:56