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2005年6月 9日

透明な旅路と(あさのあつこ)


真っ白な女の首を絞めた・・・。いつ事が発覚するだろう?そんな不安の中、吉行は車を走らせる。旧道に入ったとき、幼い少女を連れた少年が現れる。やがて3人は、少女の家があるという「尾谷村」を目ざすが・・・。夢かうつつか?不思議な旅が始まった。

不思議な話だった。どこまでが現実なのだろう。全ては吉行の心が作り出したものなのだろうか?去っていった妻と子、殺してしまった行きずりの女。吉行の心のすきまに少年と少女が入り込む。読んでいくうちに、この二人の存在だけでなく、吉行の存在さえ現実のものかどうか疑わしくなってしまう。旅の果てに吉行が見たもの、それだけが確かな真実となって迫ってきた。

ゆこりん : 19:55 | コメント (6) | トラックバック (1) | 作者別・・あさのあつこ

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あさのあつこ初めてのモダン・ミステリー小説ということですが。 「バッテリー」や「No.6」などとはがらりと趣きが違います。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年6月28日 12:14


コメント

こんばんわ!
びっくりしました。
あさのさん、こんな本出してるんですね!
あさのさんの本大好きなんで、絶対に読まなきゃ。
o(^^o)(o^^)oワクワク
のほ本♪に来て良かったです。
ゆこりんさん、ありがとうございます☆

投稿者 しおん : 2005年6月 9日 21:40

しおんさん、こんにちは~♪
実は、あさのあつこさんの作品は初めて読みました。
この作品はあさのさんの作品の中で異色なのかしら?
それすら分かってません(^^;
オススメはやはり「バッテリー」なのですか?
他の作品も読んでみたいです。

投稿者 ゆこリん : 2005年6月10日 13:38

こんにちわ!

あさのさん。こういう作品は初めてだと思います。
「バッテリー」「No.6」は、とってもお勧めです(^▽^)/
またもや、ゆこりんさんの記事をみて、すぐに図書館に予約しました(笑)

投稿者 しおん : 2005年6月12日 18:27

しおんさん、おはようございます。
「バッテリー」と「No.6」ですね♪...ψ(。。)メモメモ...
やっぱり「バッテリー」は面白いんですね~。
いろいろな方が高評価なので気にはなっていたのですが。
このシリーズは完結したのかな?
情報ありがとうございましたm(_ _"m)

投稿者 ゆこリん : 2005年6月13日 08:22

こんにちわ(^▽^)/
読みました~♪
ご報告もかねて、TBさせていただきました!

不思議な本でした。
これという答えはないのに、本の中の空気が体に残っているような気持ちです。

「バッテリー」は6で完結してます。
「NO.6」はまだまだ続く模様です!

投稿者 しおん : 2005年6月28日 12:21

しおんさん、こんにちは~(o^∇^o)ノ
読了したんですね(o^-^o)
不思議な雰囲気の話でしたよね。
何が真実なのか、よく分からなくなりました(^^;
独特の世界観です(^^;

投稿者 ゆこリん : 2005年6月28日 14:46