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2005年5月 2日

象の消滅(村上春樹)


ある日、象と飼育係が忽然と姿を消した。それはまるで「消滅した」という消え方だった。象の最後の目撃者である男は、そのときにいったい何を見たのだろうか?表題作「象の消滅」を含む17編を収録。

以前、この作者の別の作品を読んだときにも感じたことだが、文字の持つ意味だけをとらえようとすると、彼の作品は理解できないような気がする。文字の裏に隠されたもの、それはいったい何なのか?読んでも読んでもつかめないこともあるが・・・。また、同じ作品でも、いつも同じ姿で読者の前には現れてくれない。読むたびに色も形も変わっている。彼の作品は多彩な面を持っている。
この作品からは、何気ない日常の中で人の心が変わる瞬間や、人が心の奥に何を秘めて生きているのか、そういうものがぞくっとするほど激しく伝わってくる。人の本質を見つめようとする作者の思いが込められているのだろうか?とても不思議な雰囲気を持った作品だった。

ゆこりん : 17:30 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・むらかみはるき

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「象の消滅」 短篇選集 1980-1991 小学生のころ、国語の授業は大嫌いだった。 「この主人公はなぜこんなことをしたのでしょう?」とか 「主人... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年5月 6日 21:05


コメント

村上氏の不思議な世界に全くついていけませんでした…。
テレビピープルって何よー!
何で象が消えるわけーーーー
と、超現実的な私です

投稿者 うさぎ : 2005年5月 6日 21:06

うさぎさん、( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
村上さんの作品は、文字通りに受け取ろうとするとちょっと
無理があるみたいです(^^;
私も全部理解できるわけじゃないけれど(もしかしたら
ほとんど理解できてないかも・・)、何となく彼の作り出す
独特の世界に魅了されます(o^-^o)

投稿者 ゆこリん : 2005年5月 7日 21:46