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2005年4月27日
君たちに明日はない(垣根涼介)
リストラの作業を、いろいろな会社から請け負う村上真介。面接を受けに来た人に、怒鳴られたり、泣かれたり、うらまれたり・・・。だが、首を切る側と切られる側の狭間で、今日もめげずに仕事する。リストラにまつわる五つの短編を収録。
リストラする方もされる方も必死だ。生きていく現実の厳しさ。自分が生き残るためには一体何をすべきなのか?内容は切実だが、作者は軽快なタッチで描いている。涙あり、笑いあり、男と女のドラマあり。読んでいて「人生何があっても、どうにかなるさ!」そんな気持ちにさせられる。どんな時でも誰にでも、明日は必ずやって来る!明日は絶対にあるのだ。
ゆこりん : 16:54 | コメント (2) | トラックバック (4) | 作者別・・か他
このリストは、次のエントリーを参照しています: 君たちに明日はない(垣根涼介):
» 垣根涼介著『君たちに明日はない』 from cinema days 『映画な日々』
君たちに明日はないposted with amazlet at 05.04.17垣根 涼介 新潮社 (2005/04/01)売り上げランキング: 2,037通常... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年5月 1日 00:12
» 『君たちに明日はない』垣根 涼介 from うさぎの本棚
君たちに明日はない
「これを機会に、新たに外の世界にチャレンジされるのも
一考かと思われますが、いかがでしょう?」
が常套句の主人公村上真介。
... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年5月 7日 00:36
» 『君たちに明日はない』 垣根 涼介 新潮社 from みかんのReading Diary♪
君たちに明日はない
5編からなる短編連作。
主人公真介はリストラ請負会社に勤めるサラリーマン。リストラ対象者を企業側に変わって面接を行う…とい... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年12月19日 12:20
» 「君たちに明日はない」(垣根涼介著) from たりぃの読書三昧な日々
今回は 「君たちに明日はない」 垣根 涼介著です。この本はリストラ請負会社勤務の村上真介を主人公にした5編の短編を収録した連作短編集です。ちなみに平成1... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年12月20日 20:17
コメント
垣根さんの作品は3作目ですが、
どの作品も男性向けのマンガの原作になりそうだな…と
いう感じがしました。
『クレイジーヘヴン』はかなりきつくて
もう次の作品には手を出すまいと思っていたのですが…
投稿者 うさぎ : 2005年5月 7日 00:42
『クレイジーヘヴン』はかなり描写がすごいとか・・・。
女性の読者にそっぽを向かれるのでは?と感想に書いて
いた人がいます。
この作品は面白かったです。でも、こんな場面はいらないの
では?と思うところがありました。ここがなければ評価は
もっと良かったかも(o^-^o)
投稿者 ゆこリん : 2005年5月 7日 21:51