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2005年3月26日

だいこん(山本一力)


江戸の町に、人々に愛され繁盛している「だいこん」という一膳飯屋があった。その店を切り盛りするつばきと、つばきを取り巻く人々の、心温まる人情物語。

幼い頃から両親を手伝い、妹たちの面倒をみてきたつばき。やさしさと強さを備えたその性格は、誰からも愛された。得意な料理を生かすため一膳飯屋を始めるが、その商才には目を見張る。店は味だけで繁盛するわけではない。店とお客の信頼関係も大切なことだ。読んでいて「なるほど!」と思うところが何箇所もあった。店は人々から愛された。だがつばきには、一人の女性として幸せになってほしい。読後そんな思いが残った。

ゆこりん : 17:02 | コメント (2) | トラックバック (4) | 作者別・・やまもといちりき

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コメント

おはようございます。
辰巳八景も読みたくなりました。
山本さんの本ははずれなしですよね。

つばきは幸せになって欲しいですよね。
続編出ないでしょうかね。なんとなく続きの予感があるんですけど…。無理でしょうか。

投稿者 よし : 2005年6月 4日 09:42

>よしさん
おはようございます(⌒∇⌒)
つばきにはホント、幸せになってもらいたいと思います。
続編があってもいいような終わり方ですよね。
あとは読者の想像におまかせ・・・というのでしょうか?

投稿者 ゆこリん : 2005年6月 4日 10:35