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2005年2月22日

僕たちの戦争(荻原浩)


目が覚めるとそこはまるで別世界だった!健太は2001年から1944年へ、吾一は1944年から2001年へ、それぞれが入れ替わってしまった。はたして二人の運命は?

フリーターの健太、特攻隊員の吾一。もといた時代とまるで違う環境の中、二人はそれぞれ何とか必死に生きようとする。もとの時代に戻れる日を待ち望みながら・・・。
吾一たちが命をかけて守ろうとした日本。その日本の2001年の姿を見て吾一は何を思ったのだろうか?また健太も、同じ世代の若者が日本のために命を散らしていくのを見て、何を感じたのだろう。同じ年でありながら彼ら二人の人生はあまりにも違いすぎる。その違いが、戦争の悲惨さをよりいっそう強く感じさせる。戦争はもう二度と起きてほしくはないと思った。

ゆこりん : 21:09 | コメント (2) | トラックバック (3) | 作者別・・おぎわらひろし

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トラックバック時刻: 2005年3月 4日 22:23

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トラックバック時刻: 2005年8月24日 19:39


コメント

こんばんは!
ゆこりんさん。
やっと、「僕たちの戦争」を読み終えました。
トラックバックさせていただきます。
コメディタッチな部分が、少し戦争の重みを伝えそこなっているような気がしましたが、結構好きなシチュエーションだったので一気に読んでしまいました!!

投稿者 ゆう : 2005年3月 4日 22:22

ゆうさん、こんにちは~♪
考えてみれば深刻な事態なのに、それを何気なく描いている
ところがすごいと思いました。その方が何だかより胸に迫って
くるような気がします。
荻原さんの作品は2作目だけれど、とても好感が持てます♪
これからも読んでいきたいわ~(⌒∇⌒)

投稿者 ゆこりん : 2005年3月 5日 16:48