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2005年2月16日

Fake(五十嵐貴久)


昌史を芸大に合格させるため、大学入試センターでのカンニングを実行!だが、完璧だと思われたカンニングは露呈し、それに関わった宮本は職を、加奈は東大の学籍を失った。宮本と加奈を嵌めたのは、砥川組組長の息子の沢田。彼の狙いは果たして何だったのか?宮本と加奈、そして浪人生昌史と父親の元区会議員の西村。彼らは沢田への復讐のため、10億円を賭けたポーカーの勝負に挑んだ。

10億円を賭けたポーカー。万全を期した作戦は成功するのか?緊迫する勝負の駆け引き。お互いがお互いの裏をかく。果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのか?スリリングな展開から目が離せない。だますものだまされるもの。そしてラストは?もしかしたら、一番だまされたのは読んでいる側の人間である私たちかもしれない。作者に嵌められた?痛快で、最後の最後まで楽しませてくれる作品だった。

ゆこりん : 16:49 | コメント (2) | トラックバック (2) | 作者別・・いがらしたかひさ

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読書感想「Fake」 Fake 【評価】★★★★ [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年4月 6日 23:38


コメント

えー、こんばんは。五十嵐貴久です。本物ですってば。よく疑われますが、いったい誰がわたしの名前など騙ろうというものでしょうか。このもってまわったような文章だけでも、五十嵐貴久本人であることがわかろうというものです。
さて。拙作を取り上げていただけたということで、感謝のメールを差し上げる次第でございます。ありがとうございます&嬉しいっす。25日に幻冬舎文庫より「安政五年の大脱走」が発売されます。たぶん、面白いです。いや、きっと^^。よかったらお読みいただければ嬉しいです。では!

投稿者 五十嵐貴久です : 2005年4月16日 02:43

え~~!!あの五十嵐さんですか!
「TVJ」に続きコメントとってもうれしいです。
光栄です。こんな拙いブログを訪問してくださり本当に
ありがとうございます。
「安政五年の大脱走」は最近読みました。これもとても
おもしろかったです。このブログにも感想を載せてあります♪
これからも作品を読んでいきたいと思っています。
ますますのご活躍を期待しています♪

投稿者 ゆこりん : 2005年4月16日 22:11