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2004年12月22日

龍時 01ー02(野沢尚)


わずか10代の半ばで単身スペインに乗り込んだリュウジ。彼は自分の命そのもののサッカーで、未来を切り開いていくとこができるのか?一人の少年の生きざまを、あざやかに描いた作品。

まるで映像を見ているようだった。サッカーの試合の描写が生き生きと描かれている。リュウジの息づかいも聞えてきそうな気がする。わずか10代の少年が、自分の未来を自分で切り開くために異国の地に立つ。武器は自分の足、そしてサッカーのセンス。たった一つのボールに賭ける姿はまぶしいくらいきらめいている。これから先も数々の困難にぶつかることだろう。だが彼ならきっと乗り越えられる。彼の成長がとても楽しみだ。

ゆこりん : 16:50 | 作者別・・のざわひさし