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2004年12月20日

少年計数機(石田衣良)


「数がほんとうで、残りのものはみんなみせかけ。生きていくのに数が必要な人もいる。」そう言いながら、数を数え続けるヒロキ。そのヒロキが誘拐された!マコトは否応無しに事件の渦中に巻き込まれていった・・・。表題作を含む4つの作品を収録。「池袋ウエストゲートパーク」第2弾。

池袋がとても魅力的に描かれている。登場する人物も個性豊か。事件を解決する手際も、気持ちがいい。それと同時に、読んでいて人の心の裏側に潜むぞっとするような怖さも感じた。そこに救いがあればいいのだが・・・。最後に収められた「水のなかの目」は、実際にあった事件を思い起こさせるような残虐さがあった。できればこういう話は読みたくなかったという思いが強い。ほか3編は好感が持てるだけに、残念だった。

ゆこりん : 13:36 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・いしだいら

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コメント

こちらにもカキコ失礼します。
最後の作品は読んでいても痛かったですよね^^;
喧嘩が死闘ですもん。
マコト、どんどん首突っ込んでるな~と思いました。
このシリーズ、好きなのでどんどん読んでいきます。

投稿者 苗坊 : 2006年10月24日 16:33

>苗坊さん
最後の話は生理的に受けつけませんでした(^^;
ここまで書くか~!と思ってしまいました。
このシリーズ、全部読んじゃったので、次回作を
首を長くして待ってます((o(^∇^)o))わくわく

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2006年10月24日 19:25