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2004年10月 1日

追憶のかけら(貫井徳郎)


妻を事故で亡くした悲しみから、まだ立ち直れずにいる松嶋のもとに、50数年前に自殺した作家の未発表手記が持ち込まれた。そこに書かれている事柄に心ひかれる松嶋。だがその未発表手記には、恐るべき謎が隠されていた。

他人のために良かれと思ってやったことが、実はまったくの逆で、その人間を不幸に陥れていたとしたら・・・。自分のまったく知らないところで、自分に恨みを持つ人間がいたとしたら・・・。50数年前の出来事と、松嶋の身辺に起こる出来事はどうつながるのか?人の人に対する憎悪は、思わぬところから生まれてくる。誰を信じればいいのだろう?人とつきあうのが怖くなる。だが憎悪する人間がいる一方で、松嶋のことを理解し、温かく見守ってくれる人間もいる。そのことに松嶋が気づいたとき、救われた思いがした。

ゆこりん : 22:10 | コメント (2) | トラックバック (3) | 作者別・・ぬくいとくろう

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コメント

こんばんわ^^
またまた失礼致します。
引越しは順調ですか?
昨日夜更かしして読了しました^^;
どんでん返しが多くて、大変でした。
ついていくのに苦労しました。
でも、止まらなかったですね。
貫井さんの作品、また読んでいきたいと思います。

投稿者 苗坊 : 2006年7月12日 20:49

>苗坊さん
( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
この作品は本当にそうですね。どんでん返しが多いです。
でも、面白い作品だと私も思います。

引越しは・・・(^^;やることが多いです。
全く本が読めません(;´д`)トホホ

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2006年7月13日 19:51