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2004年9月10日

リアル鬼ごっこ(山田悠介)


全国の「佐藤」姓を抹殺せよ!国王が考え出したのは1日1時間、そして7日間続く鬼ごっこ。捕まれば死が待っている。佐藤翼は力の限り走る。鬼から逃げ切るために・・・。

父親も、親友も、そして14年ぶりに会った妹さえも・・・。彼らに待ち受けるのは「死」のみ。見つかったら逃げるしかない。極限の精神状態。ホラーというより、残酷な作品だ。しかし、読んだ限りではその緊迫感がうまく伝わってこない。文章に、もう少し深みがあればいいと思う。ラストも工夫がほしかった。

ゆこりん : 23:48 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・や他

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コメント

本好きPeopleに登録させていただいておりますりょーちと申します。こんにちは。
私もこの本拝読いたしまして、ちょっと目が点になりました。
「こういうのも世の中にあるのかー」と思って終わった気がします。

atsさんの
>そもそもそうやって最後に反乱おこせるなら
>最初の王の発言でおこせよ~って感じで。
ってのも正直頷けます(が、そうなっちゃうとこの小説成り立たないし・・・)
多分バトルロワイアルと比較するような小説ではないかと思います。
バトルロワイヤルと比較ってことで思い出しましたが、りょーちのサイトでレビューいたしました黒武 洋:「そして粛清の扉を」も辛かったです。(寄寓にも★2つ・・・)
#佐藤さんでなく作者の苗字の山田さんにした方が・・・

ではでは。

投稿者 りょーち : 2004年10月 6日 18:14

りょーちさん、初めまして。コメントありがとうございます
この本はもしかしたら一つ星でもいいかも(^^;
とにかく設定がめちゃくちゃで、作者の意図も分からなくて、
こんなのでも(言い方がきついです・・)本になるのか!と驚きました。
その上、結構売れたという話を聞き、愕然としました。
どんな作品にも共通して望むことがあるのですが、それがまったくない
本というのは、がっかりします。

>#佐藤さんでなく作者の苗字の山田さんにした方が・・・
私もそう思いました♪ナカマ♪((o(*^∇^)X(^∇^*)o)) ナカマ♪

それと、BlogPeopleに登録させてもらいました。よろしくお願いします

投稿者 ゆこりん : 2004年10月 6日 18:56