« パーク・ライフ(吉田修一) | メイン | 13ヵ月と13週と13日と満月の夜(アレックス・シアラー) »
2004年9月 7日
love history(西田俊也)
結婚式前日、過去の思い出の品々を山の中に捨てに行く途中、由希子は事故に遭う。気がつくと、彼女は過去の世界に・・。さまざまな時代のさまざまな恋愛。彼女はそれをひとつひとつたどり始める。
あの時ああしていれば・・・。過去を振り返り、そう思うときは誰にでもあるだろう。しかし、過去はやはり過去なのだ。その時代に戻れたとしても、起こってしまった事実を変えることはできない。いや、できたとしても絶対に変えてはいけないのだ。過去の積み重ねがあるから、今の自分がいる。過去を変えることは、今の自分を否定することになってしまう。だからこそ、私たちは今を、悔いのないように生きていかなくてはならない。