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2004年9月 6日
パーク・ライフ(吉田修一)
いつも行く公園で一人の女性と知り合った。何気ない日常の何気ない生活から切り取られたような、公園でのひと時。そこで繰り広げられる出来事は?表題作を含む2編を収録。
同じ公園に同じ時間に行くと、同じ人に会うということはないだろうか?言葉は交わさなくても、気がつくとその人を見ている。どこでどんな生活をしているのだろう?ここに来て何を思っているのだろう?自分がそう思うとき、相手も同じことを考えているかもしれない。作品に出てくる二人は、これからも公園で会うのだろうか?ちょっと気になる。