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2004年9月 5日

たったひとつのたからもの(加藤浩美)


ダウン症、そして重い心臓病。最初、1歳の誕生日を迎えられるかどうかもわからない状態だった加藤秋雪君。彼の短い6年の生涯を、写真と文章で綴った感動の1冊。

やっと生まれた我が子。その大切な、かけがえのない我が子が、数年の命だと知らされたとき、両親の悲しみはどれだけ深かったのだろう。すべての愛情を注いで子供と向き合う姿は感動的でもあるけれど、見ていてつらい。秋雪君の両親が願うことはただひとつ。生きること。親なら子供に、たくさんのことを期待するだろう。けれど、それは子供が健康であるからなのだ。元気で生きているならば、それ以外に何を望むことがあるのだろう。涙なくしては、読めなかった。

ゆこりん : 16:22 | コメント (4) | トラックバック (3) | 作者別・・か他

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コメント

私は、この本を読んで感想文を書き特選をもらいました。
すごく心に残った本でした。感動しました。

投稿者 恵 : 2004年11月 1日 22:40

恵さん、お返事が遅くなってごめんなさい
感想文で、特選ですか!すごい!
涙なくしては読めない本ですよね。生きたくても生きられない人がいる・・。
だから、命は大切にしなくちゃいけないですよね。この本はあらためて
それを教えてくれました。

投稿者 ゆこりん : 2004年11月 5日 15:37

私もこの本を読んですごく感動しました。今の世の中は自ら命を落とす人が大勢います。生きたくても生きられない人もいるのですから頑張って生きてほしいと思います。そのためにいじめもなくしてほしいものですね。

投稿者 めぐ : 2007年8月11日 18:14

>めぐさん
生きるということをもっと真剣に考えなくては
いけないと思いました。命の大切さも・・・。

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年8月11日 18:47