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2004年5月 7日

スタンド・バイ・ミー(スティーヴン・キング)


「死体を捜しに行かないか?」
その一言で4人の少年たちは、死体探しの旅に出る。1泊2日の冒険旅行ともいえるこの旅で、少年たちは何を得たのか?そして何を失ったのか?表題作を含む2編を収録。

少年時代を思い出すときに、必ず一つか二つは、きらめくような輝きに満ちた思い出があるに違いない。それは他の人たちから見れば、取るに足らないものかもしれない。だが当人たちにとっては、紛れもなく大切な思い出なのだ。その時にしか経験できないことが必ずある。少年たちは一つ一ついろいろなことを経験して大人になっていく。その過程を作者は見事に描いている。ただ、経験する内容が私には受け入れ難いものだった。ちょっと残念。

ゆこりん : 16:55 | 作者別・・す