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2004年5月 6日

アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂幸太郎)

アヒルと鴨のコインロッカー
引っ越してきたばかりのアパート。椎名は隣の住人河崎からいきなり、本屋を襲う計画を打ち明けられ、一緒にやらないかと誘われる。無理矢理仲間に引きずり込まれ、書店強盗に・・・。狙うは1冊の「広辞苑」。河崎はなぜそんなものを奪おうとするのか?河崎とは、一体何者なのか?

2年前と現在の出来事が、交互に描かれている。この二つがどこでどうつながっていくのか、最後まで目が離せない。「何かが起こるのではないだろうか?」常にそう思わせる。だが、仮に何も起こらないとしても、決してがっかりはしない。むしろ、何も起こらないことにほっとするだろう。読んだあとに残る物悲しさ、ほろ苦さ、そしてちょっぴりのさわやかさ。一味違うミステリーだった。

ゆこりん : 14:29 | コメント (2) | トラックバック (3) | 作者別・・いさかこうたろう

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アヒルと鴨のコインロッカー(ミステリ・フロンティア 1)伊坂幸太郎著出版社 東京創元社発売日 2003.11価格  ¥ 1,575(¥ 1,500)ISBN ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年8月10日 18:50


コメント

こんにちは^^TBさせていただきました。
今更ながら読みました。
そして久しぶりに伊坂作品を読みましたが、やっぱり面白いですね^^
久々にリンクしているのも楽しめましたし、ストーリーも予想外なところがたくさんありましたし、楽しめました。
ブータンについて、ちょっと知りたくなりました^^

投稿者 苗坊 : 2008年1月 6日 13:51

>苗坊さん
こんにちは。今年もよろしくお願いします。
この本、ずいぶん長い間読まずに持っていたんですね。
でも、もったいないという気持ちは分かるような
気がします(o^-^o) 面白い作品でした。
最新作「ゴールデンスランバー」もオススメです♪
TB、うまく受け取れなかったみたいです。
すみません!!

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2008年1月 6日 15:55