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2004年4月14日
きらきらひかる(江國香織)
アルコールをやめられない笑子。ホモで、男性の恋人までいる睦月。二人が結婚したのはなぜ?究極?の恋愛小説。
「恋愛にルールはない。」まさにこの一言に尽きる話だ。二人がなぜ夫婦でいられるのか、それは当人同士にしか分からない。だが、お互いがお互いを信頼し必要としているのなら、それはそれでいいと思う。愛の形はひとつとして同じものはないのだから。だが、そのことを頭の固い親たちに理解させるのは、恐ろしく大変だ。笑子と睦月もそのことで頭を悩ませる。温かく見守ってあげられないのかと思うが、実際にこんなことがあったら、きっとうろたえてしまうに違いない。これから二人は、どんなふうに年を重ねていくのだろうか。ちょっと気になる。
ゆこりん : 08:32 | コメント (2) | 作者別・・えくにかおり
コメント
こんにちは。
過去記事に失礼いたします。
不思議な夫婦の形ですけど、こういう形もありなのかなって思いました。
2人の今後が気になりますよね。
投稿者 苗坊 : 2007年10月27日 12:27
>苗坊さん
こんにちは。
旅行に行っていたので返事が遅くなりました(^^;
夫婦と一口に言ってもいろいろな形があるけれど、
この夫婦はちょっと不思議です。
今後の二人・・・そういう作品を読んでみたいです。
書いてくれないかしら?(^^;
投稿者 ゆこりん : 2007年10月31日 15:02