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2004年1月29日

モリー先生との火曜日(ミッチ・アルボム)


ある日偶然テレビで、ミッチは大学時代の恩師の姿を見る。モリー先生。16年ぶりに会った先生は、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵され、余命わずかだった。モリー先生、ミッチ、二人だけの授業が、毎週火曜日に行われることになった・・・。感動のノンフィクション。

二人だけの授業。そこでは人間の本質的なことが語られる。「人はいかに死ぬべきか。」それを知ることは、自分がいかに生きるべきかを知ることでもあるという。人生の終わりは誰にでもやって来る。その時に、自分はそれをしっかりと受け止めることが出来るのだろうか?人を愛し、人のために何が出来るかを考えられるだろうか?おそらく、モリー先生の半分も出来はしない。しかし、人生を見つめなおし、いかに生きるべきかを考えることは、出来ると思う。この本はそのきっかけを与えてくれた。ぜひ、多くの人に読んでもらいたい作品だ。

ゆこりん : 15:54 | 作者別・・み他