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2003年11月18日

クライマーズ・ハイ(横山秀夫)


「男には、乗り越えねばならない山がある。」1985年、航空史上最大の事故が起こった。御巣鷹山に日航のジャンボ機が墜落、500名以上の犠牲者が出た。そのとき、地元新聞である北関東新聞の記者たちのとった行動は?壮絶なまでの事故発生後の1週間。男たちの思惑が交錯する。

職場とはまさに戦場だ。そして、そこで働く男たちはすべて戦士だ。死ぬか生きるか、男たちの日常にはそれしかない。「報道」は単なる仕事ではない。使命でもある。時には涙し、時には怒り、そして時には苦悩する。その中から生み出される新聞。活字にはなり得なかったたくさんの原稿。一日が嵐のように過ぎていく。その描写は読む人を圧倒する。乗り越えなければならない山とはいったい何か?それは自分自身が自分の心の中に作ってしまった「限界点」という山かもしれない。「クライマーズ・ハイ」。この山を乗り越えた時、この言葉の持つ真の意味が見えてくるような気がする。

ゆこりん : 08:09 | コメント (2) | トラックバック (4) | 作者別・・よこやまひでお

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【知恵蔵の図書館】 出版社名 :文芸春秋 発行年月 :2003年08月 ジャンル:小説 販売価格 : [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年9月 9日 18:19

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クライマーズ・ハイ 北関新聞の記者・悠木は、安西と衝立岩に登る予定だったが、日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落。悠木は登山を中止、全権デスクとして情報の収集を... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年9月14日 09:47

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新聞社の方々ってこんなに苦労して毎日の新聞を作っているんだ!と初めて知り、新聞はもっと端から端まで読もう…と思ってしまいました。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年11月15日 17:15

» クライマーズ・ハイ 横山秀夫 from *Happy Light*
遅ればせながら「クライマーズ・ハイ」を読む。 これはすごい。超A級の傑作長編です。本当に早く読めばよかった。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年9月16日 15:23


コメント

こんにちは。
本当に良かったです。事故の裏側で事故を追う人たちの執念が伝わってきました。
新聞社って、本当にこんな感じなのでしょうか?

今年読んだベスト10にランクインです。

投稿者 よし : 2005年9月16日 15:28

>よしさん
( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
横山さんの実体験を頭に置いて書かれただけあって
緊迫感が伝わってきますね。
そのときはまだ新聞社に勤めていたそうです。
横山さんは事故直後に山に入っていろいろ見た
そうですが、ショックはすごかったと思います。

投稿者 ゆこリん : 2005年9月16日 18:18