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2003年6月28日

星々の舟(村山由佳)


許されぬ恋に悩む兄と妹、他人の男性ばかり好きになってしまう末っ子、浮気している後ろめたさを感じながら、自分の居場所を見つけられない長兄、戦争時の体験に深く傷ついている父親。それぞれはそれぞれの思いを抱きながら、家という舟に乗る・・。

同じ舟に乗っていても、家族一人一人星のようにその輝きは違う。それぞれにそれぞれの悩みを抱えている。それでもお互い思いやりは忘れない。家族というのはいいものだと思う。だが、ここに描かれている家族には、あまりにも悩みや問題があり過ぎて、読んでいて息が詰まりそうだった。「一つの家庭にこれほどたくさんあるわけがない。」などと疑問に思い始めたら、感情移入が出来なくなってしまった。内容が濃厚すぎる気がする。

ゆこりん : 14:36 | 作者別・・むらやまゆか