« 水の時計(初野晴) | メイン | 麻酔(渡辺淳一) »

2003年1月23日

ロミオとロミオは永遠に(恩田陸)


荒廃した地球。すべての人類が新地球へ移住したあと、日本人だけが廃棄物処理などに従事する。その環境から抜け出すために、少年たちは「大東京学園」に入学し、卒業総代を目指す。過酷な試験を受ける少年たち。アキラとシゲルがそこで見たものは?

大東京学園はエリート学校ではあるが、ある意味サバイバル学校でもある。頭はもちろんのこと、どんな環境でも生き残れる体力がなければならない。ばかばかしいまでの試験内容。それをクリアするために必死で挑む少年たち。その姿はおかしいというより、哀れに近い。人を押しのけなければ自分が生き残れないという考えを、彼らは徹底して教え込まれる。そんな中で芽生えたアキラとシゲルの友情は、ほかの人から見れば不思議に思うだろう。ラストはどうなるのだろうと、どきどきしながら読んだが、私としては少々不満が残る。結局は何も解決していないのではないだろうか?

ゆこりん : 16:13 | 作者別・・おんだりく