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2002年10月20日
コンビニ・ララバイ(池永陽)
1人息子を失った幹郎は、妻・有紀美と二人でコンビニを始める。店の名前は、二人の名前をあわせた「ミユキマート」。だがその妻も、開店してから2ヵ月後に交通事故でこの世を去る。心に傷を抱えた幹郎、そしてそのコンビニで働く人々、店を訪れる人たち・・・。さまざまな人たちの心の断片を、時には切なく、時にはおもしろおかしく描いた作品。
人は見ただけでは、心の中にどんな悩みを抱えているのか分からない。つらいこと、苦しいこと、悲しいこと・・・。さまざまな思いを胸に秘め、店を訪れる。人生のつらさをわかっているからこそ、幹郎や従業員の治子は、困っている人に何のためらいもなく手を差し出せるのかもしれない。私の近所にもこんな素敵な、人情味あふれるコンビニがあったらいいなと、つくづく思った。
ゆこりん : 12:36 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・いけながよう
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コンビニ・ララバイ
小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。
オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せにできなかったことを悔やんでいた。
店には、同... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年9月24日 18:53
コメント
こんばんわ^^
ゆこりんさんは、私が読んだ本はほとんど読んでらっしゃるので、嬉しくなります。
またまたTBさせていただきました。
最初は暗い話だなぁと思ったんですが、それは読んでいくうちに払拭されました。
素敵な作品でしたね。
暗さの中にも、あったかさがあります。
妻子を失い、それを乗り越えた店長だからこそ、人を救える言葉を伝える事ができるんだなぁと思いましたね。
良かったです。
投稿者 苗坊 : 2006年9月24日 18:55
>苗坊さん
(*^o^*)コ(*^_^*)ン(*^O^*)バ(*^_^*)ン(*^O^*)ワーー!
この作品は評判がいいですよね。
私は、「走るジイサン」も好きです。苗坊さんは
読んだことありますか?
投稿者 ゆこりん : 2006年9月25日 18:56