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2000年10月 4日
追悼の達人(嵐山光三郎)
著名な作家が亡くなると、人はどういう追悼文を書くのだろうか?ホンネが見える追悼文の数々。
「追悼はナマの感情が出る。人が死ぬのは突然だから、書く側はまだ心がうち震えて、心情をナマのまま書く。」作者がこう後書きで述べているとおり、いろいろな著名な作家の死に際しては、実にいろいろな追悼の言葉が述べられています。そこには、作品を読むだけではわからなかった作家の生身の部分が実に鮮やかに浮き彫りにされています。誰が誰の追悼で何を書いたのか、興味深く読みました。