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2007年12月11日

つくもがみ貸します(畠中恵)


道具は、生まれて100年たつとつくもがみという妖怪になるという。お紅と清次姉弟が営む、いろいろな道具を貸し出す「出雲屋」の道具の中にも、そんな道具たちが存在した。お紅、清次、つくもがみたちは、江戸の町で起こるさまざまな騒動に巻き込まれていくが・・・。

「しゃばけシリーズ」でおなじみの畠中さんの作品。「しゃばけシリーズ」と決定的に違うのは、つくもがみたちが決して人とは会話をしないことだ。だが、不思議なことに、お互いちゃんとコミュニケーションがとれている。その関係が絶妙で、とても面白い。お紅の想い人の行方は?また、お紅と清次の微妙な関係はどうなるのか?さまざまな騒動はちゃんと解決するのか?短編集なのだけれど話はきちんとつながって、読後もさわやか。こんなつくもがみ、我が家にもぜひほしい。

ゆこりん : 23:38 | コメント (2) | 作者別・・はたけなかめぐみ


コメント

こんばんわ^^
カキコさせていただきます☆
「しゃばけ」シリーズはまだあまり読んでいないのですが、それとはまたテイストが違い、面白かったですね。
お紅と清次の関係がどうなっていくのか、気になっていたのですが、ハッピーエンドになってよかったなぁと思います^^

投稿者 苗坊 : 2008年3月30日 00:38

>苗坊さん
こんにちは~。
ほかのみなさんの感想を拝見すると、「しゃばけ」
よりはインパクトが弱いというのが多いです。
でも、これはこれで楽しめる作品だと思います。
ハッピーエンドはよかったです♪(*^o^*)

投稿者 ゆこりん : 2008年3月31日 14:23