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2007年9月17日

鴨川ホルモー(万城目学)


すべての始まりは、葵祭りのときだった・・・。大学入学から一ヶ月、祭りのときに手渡されたビラを受け取ったのが運のつき。安部は否応なく「ホルモー」の世界に足を踏み入れていた!

「ホルモー」とは何ぞや?読み手もしだいにその世界に足を踏み入れていく。4つの大学で繰り広げられる戦い。果たしてその結末は?安部の恋の行方は?内容は面白さ盛りだくさんのはずだが、いまいち読んでいて楽しめなかった。「だからどうなの?」「だから何なのさ!」読みながら常にそういう思いがあった。作者は結局何を言いたかったのか?読み手に何を伝えたかったのか?筋が通ってないように感じる。どちらかというと単なるドタバタ的なものだった。面白くてサクサク読める・・・・という作品ではなかった。

ゆこりん : 14:50 | 作者別・・まきめまなぶ