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2006年6月 2日
誘拐症候群(貫井徳郎)
「ジーニアス」と名乗る男。彼は幼児誘拐を計画し、自分の手を汚さずに身代金をせしめていた。警視庁の環敬吾率いる影のチームはジーニアスを追うが・・・。「症候群シリーズ」第2弾。
周到な計画を立て誘拐を実行するジーニアス。だが、完全犯罪などというのは、どんな犯罪にも絶対にありえない。ジーニアスの正体は思わぬところから暴かれる。ひとつひとつの小さな手がかりから、犯人にたどり着くその過程が、読んでいてとても面白かった。だが、環のチームにいる托鉢僧の武藤が巻き込まれた誘拐事件は、読んでいて胸が痛んだ。何の罪もない幼い子供たちが事件に巻き込まれるケースが、現実にも数多く起こっている。子供が安心して外で遊べることができる日は、はたして来るのだろうか?
ゆこりん : 17:41 | コメント (2) | 作者別・・ぬくいとくろう
コメント
ゆこりんさんのこのブログを見て、読んでみよう!と思って読みました。
あまりに難解すぎるわけでなく、ある程度推測しながら読み進めることができる展開がとても読みやすく感じました。
赤ちゃん誘拐&殺人は絶対に社長が何か関係しているのではって思いましたよ~。あんな態度の人物が自分の親だったらと思うとゾッとしますね。
投稿者 とまと : 2006年7月14日 18:44
>とまとさん
( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
私のブログを見て読んでくださったんですね。
とてもうれしいです。
今月末に引越しを予定していて今忙しいです(^^;
そんなわけで読書はほとんどしてません(TT)
残りは「殺人症候群」ですね♪感想を楽しみに
しています(*^▽^*)
投稿者 ゆこりん : 2006年7月15日 18:46