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2005年12月21日
象と耳鳴り(恩田陸)
「あたくし、象を見ると耳鳴りがするんです」そう語り始めた老婦人。「象による殺人」の夢はいったいどんな真実を秘めているのか?表題作を含む12編を収録。
何気ない日常の中に潜むさまざまな謎。見落とされがちなその謎を見つけ、鋭い観察力で解いていく。その鮮やかさは見事!こういう作品を読むと、いつも会っている人のいつもの行動の中にも、何か謎があるのではないかと思ってしまう。ここに収められているどの作品も、さすが恩田陸!と思わせるものばかりだ。私たちの日常生活も、目を凝らして見れば謎に満ちた面白いものが見えてくるかもしれない。
ゆこりん : 16:20 | コメント (2) | トラックバック (3) | 作者別・・おんだりく
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» 恩田陸「図書室の海」 from skywalkerの読書感想文
ブロガーによる”ブックオブ2005”説明と投票用のトラックバック先日記はこちらクリック!!↑第2次中間発表も無事終了! ご投票いただきました皆様! ありが... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年12月26日 22:18
» 「象と耳鳴り」恩田陸 from AOCHAN-Blog
タイトル:象と耳鳴り
著者 :恩田陸
出版社 :祥伝社文庫
読書期間:2006/02/25
お勧め度:★★★
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トラックバック時刻: 2006年3月27日 12:31
» 象と耳鳴り 恩田陸 from 苗坊の読書日記
象と耳鳴り
「あたくし、象を見ると耳鳴りがするんです」退職判事関根多佳雄が博物館の帰りに立ち寄った喫茶店。
カウンターで見知らぬ上品な老婦人が語り始め... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年4月21日 23:40
コメント
こんばんわ^^
面白い作品でしたね。
関根ファミリーが勢ぞろいしていたのが感動でした。
でも、秋君だけ出てなかったのが悲しかったです。
また出てきてくれないかな~と思ってます^^
投稿者 苗坊 : 2007年4月21日 23:43
>苗坊さん
ヾ(@⌒ー⌒@)ノおはよう
読みごたえがありました(*^▽^*)
こういう話を書かせたら恩田さんはすごいです。
関根ファミリー、また登場して欲しいです(*^▽^*)
投稿者 ゆこりん : 2007年4月22日 10:29