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2005年10月23日
女盗賊プーラン（プーラン・デヴィ）
貧しく、低い身分。１１歳のときに３０過ぎの男やもめと結婚させられ、ひどい虐待を受ける。その後離婚するが、レイプ、村八分と彼女に対する迫害は続く。やがて彼女は盗賊団に加わり首領にまでなるが、その後投降。そして国会議員の道を歩む。プーラン・デヴィという一人の女性の波乱に満ちた人生を描いたノンフィクション。
インドのカースト制度。それが根強く残る中での過酷な生活。まるで物語を読んでいるようだった。一人の女性に起こった出来事。これが事実だなんてどうしても思えない。それほどひどい内容だった。だが彼女は、どんなひどいことが自分に起ころうとも、決してくじけることはなかった。その強さには驚かされた。この本では、彼女が国会議員になり、命を狙われているため２４時間体制の警護を受けているというところまで知ることが出来る。（１９９７年出版）
残念ながら、彼女は２００１年７月２５日に自宅前で暗殺された。同じような苦しみにあえぐ人たちを救おうとする志し半ばでの死だった。とても無念だっただろうと思う。この世の中から、身分や貧富の差がなくなってほしい！そう願わずにはいられなかった。
ゆこりん : 16:14 | コメント (2) | 作者別・・ふ他
コメント
ゆこりんさん、精力的に読んでいらっしゃいますね♪
読みたいんだけど読めずにいる本がたくさんありました。
そんなわけでなかなかコメントできなくてごめんなさい。
この本もノンフィクション好きなので読んでみたいです。
『沼地のある森を抜けて』も発売前から気になっていて
チェックしていたのに、結局、読めてない(^^;
年末に向けて、各社から新刊もたくさん出るんでしょうね。
今から楽しみ～
ゆこりんさんは、年内発売予定で楽しみにしていらっしゃる本は
ありますか？(*^^*)
投稿者 LIN : 2005年10月28日 11:45
＞ＬＩＮさん
こんにちは～♪この作品、すごかったです。
実話だとは思えませんでした。
こういう人生を歩んだ女性もいるんですね。
年内発売予定で楽しみにしているものですか？
とりあえず発売してしまったけれど、恩田陸さんの
「ネクロポリス」を図書館に予約しているので
それを読むのが楽しみです(*^▽^*)
投稿者 ゆこりん 
: 2005年10月28日 15:30