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2005年7月 4日

花まんま(朱川湊人)


妹が突然、ある女性の生まれ変わりだと言い始めた。半信半疑のまま妹と二人でその女性の家を訪ねてみると、そこにはやりきれないほどの悲しみがあった・・・。表題作を含む6つの作品を収録。

「トカビの夜」「花まんま」のように、不思議だけれど胸にせまる話があった。人がこの世に残した思いは、肉体がなくなってしまっても私たちの周りに漂っているのだろうか?残された家族の姿にも涙を誘われた。そのほかの話も独特の雰囲気を持っている。この本を読んで、今までに感じたことのない感覚を味わった。まるでそれは、人の心を覗き見ているような感覚だった。

ゆこりん : 16:41 | コメント (8) | トラックバック (7) | 作者別・・し他

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トラックバック時刻: 2005年10月23日 10:29


コメント

ゆこりんさん、こんばんは♪
先日はアンケート投票ありがとうございました。

スンナリ大本命に決まったので呆気ない気もしますが、まあいい作品には違いないかなあとは思っております。

次回も実施しますのでよろしくお願いします。

投稿者 トラキチ : 2005年7月16日 21:57

トラキチさん、おはようございます。
トラキチさんの予想通りでしたね。
私もそんな気はしていたんですが、大好きな
恩田さんにとってほしいという思いもありました。
次回は絶対に当てるわ~o(*^▽^*)o

投稿者 ゆこリん : 2005年7月17日 06:57

ゆこりんさん☆ジーンとくる本でした。
場所は違えど、同じ時代を生きてきたんだなぁって感じられて、とても嬉しくって。
これが直木賞受賞ってのは、とっても納得です。

投稿者 Roko : 2005年8月31日 23:05

Rokoさん、おはようございます♪
私もこの作品の直木賞受賞には納得でした。
不思議な雰囲気を持った作品、それでいて心に残る
切なさのようなものもあり・・・。
朱川さんの作品はこれが初めてでした。
もっと読んでみたいです(o^-^o)

投稿者 ゆこリん : 2005年9月 1日 08:36

ゆこりんさん、こんにちわ
作品に流れる昭和の空気が妙に懐かしくて、
あたたかな気持ちになりました。
それにしても子供の大阪弁ってかわいいですね。

投稿者 june : 2005年9月13日 12:35

>juneさん
おはようございます。
この作品に描かれている昭和の時代、やっぱり
懐かしかったです。子供の頃を思い出しました。
子供の大阪弁はいいですね~。
読んでいて生き生きした表情が目に浮かんで
くるようでした(o^-^o)

投稿者 ゆこリん : 2005年9月14日 08:46

「花まんま」私も昨日記事にしました。トラバさせていただきます。「花まんま」の舞台になる町の町名がわかります。
(想像だけど、多分あってると思います。)あと朱川さんのサイン見れます。よろしくお願いします。
よかったら、トラバ返してください。
いろんな方の感想が集まるととてもうれしいです。

投稿者 鉄人ママ : 2005年10月18日 10:15

>鉄人ママさん
初めまして。「花まんま」の舞台の地名が分かるなんて!
とても雰囲気のいい街だな~と思って読んでいたんです。
朱川さんの作品、いいですよね♪

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2005年10月18日 17:06