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2004年11月 4日

グラスホッパー(伊坂幸太郎)


「蝉」と呼ばれる殺し屋がいた。「鯨」と呼ばれる自殺屋がいた。そして・・・押し屋がいた。誰のために、何のために生きるのか?誰のために、何のために殺すのか?ゆがんだ社会の片隅で生きる男たちを描いた作品。

異色の「殺し屋小説」と呼ぶべきなのか?何のためらいもなく、人の命を奪っていく男たち。その動作は機械的だ。まるで、不要になった物を捨てるように。今自分たちが生きている世の中も、こんな感じなのではないだろうか?それを否定できないところに怖さがある。読後はほろ苦さが残った。

ゆこりん : 23:40 | コメント (2) | トラックバック (6) | 作者別・・いさかこうたろう

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コメント

今、読んでる最中です!
伊坂さんの特徴は出ていると思うのですが、のめりこむほどではなくて、ちょっとスローペースで読んでます。
「ほろ苦さ」気になります。

投稿者 おとぎ : 2004年11月 8日 21:54

おとぎさん、こんにちは~。
「ほろ苦さ」・・・。こう表現していいものか迷ったのですが。
伊坂さんらしい作品だとは思うけれど、今まで読んだ作品とはちょっと
違う印象を受けました。玄人受けする話だと聞きましたが、そうかも
しれないです。私はいまいちでした。
図書館から「ラッシュライフ」を借りてきてあるのだけれど、こちらは
どうなのかなぁ・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

投稿者 ゆこりん : 2004年11月 9日 13:40