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2004年11月 4日
グラスホッパー(伊坂幸太郎)
「蝉」と呼ばれる殺し屋がいた。「鯨」と呼ばれる自殺屋がいた。そして・・・押し屋がいた。誰のために、何のために生きるのか?誰のために、何のために殺すのか?ゆがんだ社会の片隅で生きる男たちを描いた作品。
異色の「殺し屋小説」と呼ぶべきなのか?何のためらいもなく、人の命を奪っていく男たち。その動作は機械的だ。まるで、不要になった物を捨てるように。今自分たちが生きている世の中も、こんな感じなのではないだろうか?それを否定できないところに怖さがある。読後はほろ苦さが残った。
ゆこりん : 23:40 | コメント (2) | トラックバック (6) | 作者別・・いさかこうたろう
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» 「グラスホッパー」 伊坂幸太郎 from blanc*
グラスホッパー
待望の新作。
かなり、かなり、期待して読んだけど、確かにおもしろいんだけど、「アヒルと鴨のコインロッカー」、「重力ピエロ」、「チルドレン... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2004年11月 5日 00:34
» 「グラスホッパー」伊坂幸太郎著 from 読書日和
グラスホッパー伊坂 幸太郎角川書店2004-07-31売り上げランキング 6,6 [続きを読む]
トラックバック時刻: 2004年11月28日 09:54
» 「グラスホッパー」 伊坂幸太郎 from 今日何読んだ?どうだった??
グラスホッパー伊坂幸太郎著出版社 角川書店発売日 200407下旬価格 ¥ 1,575(¥ 1,500)ISBN 4048735470bk1で詳しく見る... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年8月10日 18:45
» 「グラスホッパー」(伊坂幸太郎著) from たりぃの好きなもの
今回は 「グラスホッパー」 伊坂 幸太郎著 です。この本は第132回直木賞の候補作になりましたね。... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年8月17日 21:25
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グラスホッパー
伊坂 幸太郎 著 「グラスホッパー」 ★★★
復讐。功名心。過去の清算。それぞれの思いを抱え,男たちは走る。3人の思いが交錯し... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年1月15日 01:03
» グラスホッパー from 本を読もう
私はこの小説を読んで初めて劇団と言う働き口があるんだ、と思いました。
最初はピンとこなかったですが読んでる内に面白く感じて読んだあとの興奮は収まり来ま... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年3月27日 19:42
コメント
今、読んでる最中です!
伊坂さんの特徴は出ていると思うのですが、のめりこむほどではなくて、ちょっとスローペースで読んでます。
「ほろ苦さ」気になります。
投稿者 おとぎ : 2004年11月 8日 21:54
おとぎさん、こんにちは~。
「ほろ苦さ」・・・。こう表現していいものか迷ったのですが。
伊坂さんらしい作品だとは思うけれど、今まで読んだ作品とはちょっと
違う印象を受けました。玄人受けする話だと聞きましたが、そうかも
しれないです。私はいまいちでした。
図書館から「ラッシュライフ」を借りてきてあるのだけれど、こちらは
どうなのかなぁ・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
投稿者 ゆこりん : 2004年11月 9日 13:40